広島県呉市にある科学館で、正式名称は呉市海事歴史科学館です。
大和ミュージアムの愛称で親しまれており、正式名称より愛称が広く定着しています。
明治時代以降の造船の街、軍港・鎮守府としての呉の歴史や基幹となった製鋼や造船などの科学技術を展示することを目的に、平成17年(2005年)4月23日に開館しました。
実物の10分の1スケールの戦艦大和の模型や呉の歴史を記したパネル、資料の展示などがあります。
戦艦大和の模型、戦艦陸奥、重巡洋艦青葉に搭載されていた主砲身、戦艦金剛のイギリスから輸入したボイラー、戦艦陸奥の錨など海軍兵器の実物が多く展示されています。
実物の10分の1サイズの戦艦大和の模型は、大和の海底調査や発見された資料によって判明した最新の情報に基づいて造られています。
新たに判明した史実等があれば、合わせて随時改装されています。吹き抜けになっている2階から巨大な戦艦大和の模型を見下ろせます。
展示室では、記録映像や海軍兵器の実物、戦没者の遺品などが展示されており、幕末から太平洋戦争終結までの戦史、呉海軍工廠の歴史、戦艦大和について解説されています。